2023年03月28日

春の信濃路「諏訪」

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.03.28第一面より引用掲載させていただきました。
信濃路はいつ春にならん夕づく日入りてしまらく黄なる空のいろ    島木赤彦『柹蔭集』

 今日は赤彦忌。アララギを主宰した歌人島木赤彦は、今から97年前の今日、胃がんによって亡くなった。享年49歳。
 彼は晩年を諏訪で過ごす。諏訪は春が遅い。3月になってもまだ空気は冷え冷えとしている。夕方が長くなって日が沈んだあともしばらく黄色に空は明るんでいる。その空を見ながら、赤彦は「信濃はいつ春になるのだろう」と思う。春の到来を待ちかねて彼は逝った。(大辻隆弘)
  


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:44Comments(0)出来事