2023年03月06日

春の猫

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞第一面より引用掲載させていただきました。
庭木より屋根に跳びのることを覚えこのごろ猫の出入り口は二階   下村光男『海山』

 啓蟄。地中のもぐっていた虫たちがごもごもと動き出す頃。虫だけではない。動物も、人間も、どこかモゾモゾしてくる。
 春の恋真っ最中の猫が帰ってくる。きっと昨晩もどこかの誰かと恋を語らったのだろう。ウキウキした気分で、庭木の枝からストンと二階の屋根に上がり、わずかに開いた窓からスルリと部屋に入ってくる。その軽快な身のこなしに、作者は春の到来を感じるのだ。(大辻隆弘)
  


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:05Comments(0)出来事