2023年03月23日

風葬

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.03.23第一面より引用掲載させていただきました。
一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ  菅原百合絵『たましひの薄衣』

 夕方の光があかるくまぶしくなった。街路樹を抜けて帰路に就く。冬木はまだ芽吹きの前。枝の間から零れる光に体は照らされる。
 そのとき、作者はふと「私の一生は風葬かもしれない」と思ったのだろう。こんな風に陽の光にさらされながら私の肢体はゆっくりと干乾(ひから)びてゆく・・・・・・。自分の目の前に広がる未来をそんな風に想像してみる。
 若い人らしい感慨なのかもしれない。(大辻隆弘)
  


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:32Comments(0)出来事