2022年01月12日
2022年01月12日
終活と年賀状
少し早いと思いながら、終活の準備を始めましたので、今後は年賀状を欠礼するご無礼をお許し下さい。これまでのご厚情に心より感謝申し上げます。
今年の年賀状、何人かの友人から上記のような内容の文章が掲載してあった。歳をとったなと感じる実感と、少し寂しい気持ちになったのは、私だけではないだろう。
以下、日本農業新聞2022.01.12第一面「四季」より引用させていただきました。

今年で「年賀状じまい」をした。申し訳なさ半分、解放感半分、非礼をわびつつ、どこか安堵の気分がある▼年に一度の年賀状だけでつながっている方も少なくない。メールアドレスと携帯電話番号を添え、引き続きのご厚誼をお願いした。半面、虚礼とは言わないが義理にも近いものもあった。「しまう」は、「仕舞う」「終う」「了う」の字を当てる。
「年賀状じまい」も終活の一里塚である▼人生の後半戦は、浮世のあれこれに見切りをつけ、肩の荷物を下ろす「老前整理」に費やしたいもの。まだ体力や判断力があるうちに、快適な老後を迎える準備である。ダイエットに例える人もいる。長年にわたりついた暮らしのぜい肉を少しずつそぎ落としていく。手ごわい“肥満体”だけに存外難しい▼頭が痛いのは「生前整理」。こちらは残された家族が困らないよう財産や遺品を整理しておくこと。財産はないので心配ないが、目下の悩みは実家とお墓の行く末。遠くに離れた郷里に老親だけが残る人は多かろう。実家を畳み、「墓じまい」するかどうか。そんな選択が頭をよぎる。近未来のことなのに「生前整理」の心境になれない▼「墓じまい」の前に、村から人がいなくなる「村おさめ」の方も現実味を増す。

今年の年賀状、何人かの友人から上記のような内容の文章が掲載してあった。歳をとったなと感じる実感と、少し寂しい気持ちになったのは、私だけではないだろう。
以下、日本農業新聞2022.01.12第一面「四季」より引用させていただきました。

今年で「年賀状じまい」をした。申し訳なさ半分、解放感半分、非礼をわびつつ、どこか安堵の気分がある▼年に一度の年賀状だけでつながっている方も少なくない。メールアドレスと携帯電話番号を添え、引き続きのご厚誼をお願いした。半面、虚礼とは言わないが義理にも近いものもあった。「しまう」は、「仕舞う」「終う」「了う」の字を当てる。
「年賀状じまい」も終活の一里塚である▼人生の後半戦は、浮世のあれこれに見切りをつけ、肩の荷物を下ろす「老前整理」に費やしたいもの。まだ体力や判断力があるうちに、快適な老後を迎える準備である。ダイエットに例える人もいる。長年にわたりついた暮らしのぜい肉を少しずつそぎ落としていく。手ごわい“肥満体”だけに存外難しい▼頭が痛いのは「生前整理」。こちらは残された家族が困らないよう財産や遺品を整理しておくこと。財産はないので心配ないが、目下の悩みは実家とお墓の行く末。遠くに離れた郷里に老親だけが残る人は多かろう。実家を畳み、「墓じまい」するかどうか。そんな選択が頭をよぎる。近未来のことなのに「生前整理」の心境になれない▼「墓じまい」の前に、村から人がいなくなる「村おさめ」の方も現実味を増す。

2022年01月12日
雪国
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.01.12第一面より引用させていただきました。
雪になる人参抱いて戻るとき 坪内稔典『早寝早起き』

雪になるという気配は脅迫感。背後から襲われる感じだ。雪国に住んでいるとこの感覚に慣れっこになりながら、じつは一番拒否したい感じだと思う。少なくなったとはいえ、寝て起きると、積雪は1㍍。雪の中。
掲句の人参は夕方色。寒さに追い打ちをかける感じ。洗い立ての人参を買って、抱いて帰る。都市の感覚である。雪になる感じをどこか楽しんでいるか。
雪国では人参は抱かない。土付きをやりとりする。しかし、人参色は怖ろしい。(宮坂静生)
※日本農業新聞2022.01.12第一面より引用させていただきました。
雪になる人参抱いて戻るとき 坪内稔典『早寝早起き』

雪になるという気配は脅迫感。背後から襲われる感じだ。雪国に住んでいるとこの感覚に慣れっこになりながら、じつは一番拒否したい感じだと思う。少なくなったとはいえ、寝て起きると、積雪は1㍍。雪の中。
掲句の人参は夕方色。寒さに追い打ちをかける感じ。洗い立ての人参を買って、抱いて帰る。都市の感覚である。雪になる感じをどこか楽しんでいるか。
雪国では人参は抱かない。土付きをやりとりする。しかし、人参色は怖ろしい。(宮坂静生)