2022年01月06日

傀儡師(かいらいし)

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.01.06第一面より引用させていただきました。
傀儡(かいらい)の目出度目出度(めでためでた)と舌を出す  橋本鶏二『朱』

 飄逸(ひょういつ)な傀儡師だ。新春を寿ぐ(ことほぐ)目出度目出度を唄いながら人形に芸させる。三河万歳などは太夫と才蔵との掛け合いであるが、傀儡師には浄瑠璃のように人形が相手。相棒が人間よりも芸が細かになる。
 口では目出度を唱えながら、ぺろっと揶揄い(からかい)半分の舌を出す。なにが目出度いのかという茶化しとも自己卑下ともとれる行為が面白い。新年とはいうが、コロナ、不景気、自粛で何が新年かね、どうですお客さん。皮肉が現代風。
(宮坂静生)
  


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 11:37Comments(0)出来事