2022年01月21日
氷のかけら
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.01.21第一面より引用させていただきました。
氷のかけら氷の上を走りけり 対中いずみ『水瓶』

無邪気さがいい。氷のかけらは子どもたちが氷上を戯れている感じ。何気ない素朴さが俳句の切り口だ。読んで読み手が心当たりのある自分の面白さを見つけるもの。
掲句を添削されたという「氷片にして氷上を走りけり」。氷片-氷上の照応が硬いか。誓子の初句集『凍港』(昭和7年)はこのような骨組みである。
あれから90年経つ。いかに肉声を蘇らせるか。掲句は人ばかりか、氷にもある声に耳を傾けるやさしがいい。(宮坂静生)
※日本農業新聞2022.01.21第一面より引用させていただきました。
氷のかけら氷の上を走りけり 対中いずみ『水瓶』

無邪気さがいい。氷のかけらは子どもたちが氷上を戯れている感じ。何気ない素朴さが俳句の切り口だ。読んで読み手が心当たりのある自分の面白さを見つけるもの。
掲句を添削されたという「氷片にして氷上を走りけり」。氷片-氷上の照応が硬いか。誓子の初句集『凍港』(昭和7年)はこのような骨組みである。
あれから90年経つ。いかに肉声を蘇らせるか。掲句は人ばかりか、氷にもある声に耳を傾けるやさしがいい。(宮坂静生)