2022年08月29日
雨の音
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.08.29第一面より引用掲載させていただきました。
水音の水の揺らぎに雌雄あるやうなり午前一時を過ぎて 尾崎まゆみ『ゴダールの悪夢』

午前一時、眠りにつこうとする作者の耳に雨の音が聞こえてくる。
ピタ、ヒタ、ヒタ、ピタ、ポチャン。耳を澄ましていると、その音のひとつひとつは微妙に違う。高く細かい音。低く鈍い音。力強く激しい音。その音を聞きながら、作者は「ああ、水にも雌と雄があるのだな」と思う。
実にあてどない思いつきである。そんな栓(せん)もない思いに浸りながら、作者はやがて眠りの沼に落ちてゆく。(大辻隆弘)
※日本農業新聞2022.08.29第一面より引用掲載させていただきました。
水音の水の揺らぎに雌雄あるやうなり午前一時を過ぎて 尾崎まゆみ『ゴダールの悪夢』

午前一時、眠りにつこうとする作者の耳に雨の音が聞こえてくる。
ピタ、ヒタ、ヒタ、ピタ、ポチャン。耳を澄ましていると、その音のひとつひとつは微妙に違う。高く細かい音。低く鈍い音。力強く激しい音。その音を聞きながら、作者は「ああ、水にも雌と雄があるのだな」と思う。
実にあてどない思いつきである。そんな栓(せん)もない思いに浸りながら、作者はやがて眠りの沼に落ちてゆく。(大辻隆弘)