2021年06月09日
「火の賜物」が、脳を大きくした。
コロナ禍以降、3割を越える家庭で料理の参加人数が増えた。家庭で作りたい料理は、1位がギョーザ、2位がお好み焼き、3位がピザ。
人間が動物と区別できる最大の特色は、料理が出来ることだと、食通の作家檀一雄は書いた▼九州からの帰りに太宰治の家に立ち寄ると、ハタハタを焼いてむさぼり食っていた。太宰は大得意で言う。「君、喰えよ。喰えば、喰うほど脳が冴える」「食通っていうものは、ただむたりやたらと、こう、喰うだけのものもんさ」。悪食も美食もない。『わが百味真髄』(講談社)▼人間がいつから火を使い始めたかははっきりしないが、霊長類行動生態学のリチャード・ランガムによると、火を使った料理が消化器官を簡略化し、「私たちの脳が無類に大きくなることを助け」た(『火の賜物』)
人類が滅亡せずに済んだのも、家族がまとまれたのも、みんな料理のおかげ▼コロナ禍は、動物との違いを思い起こせさせる。禍が「鍋」に見えてきた。
(日本農業新聞2021.06.09コラム四季より引用)

上記、写真は全てイメージ写真で、ネットにてフリー素材を加工活用しました。
人間が動物と区別できる最大の特色は、料理が出来ることだと、食通の作家檀一雄は書いた▼九州からの帰りに太宰治の家に立ち寄ると、ハタハタを焼いてむさぼり食っていた。太宰は大得意で言う。「君、喰えよ。喰えば、喰うほど脳が冴える」「食通っていうものは、ただむたりやたらと、こう、喰うだけのものもんさ」。悪食も美食もない。『わが百味真髄』(講談社)▼人間がいつから火を使い始めたかははっきりしないが、霊長類行動生態学のリチャード・ランガムによると、火を使った料理が消化器官を簡略化し、「私たちの脳が無類に大きくなることを助け」た(『火の賜物』)
人類が滅亡せずに済んだのも、家族がまとまれたのも、みんな料理のおかげ▼コロナ禍は、動物との違いを思い起こせさせる。禍が「鍋」に見えてきた。
(日本農業新聞2021.06.09コラム四季より引用)

上記、写真は全てイメージ写真で、ネットにてフリー素材を加工活用しました。