2020年09月08日

ふるさと島歴史探訪シリーズその7

ふるさと歴史探訪シリーズ№7
「権現山」(ごんげんさん)


元富士(島町) 権現山(ごんげんさん)
渡合橋を渡って島町の方を見渡すと、広い田んぼの向こうに連なる姨綺耶(いきや)山系のなかでも、真北にそびえる、三角錐のシルエットが美しい奥津山(おくしまやま)(322m)がまず目に飛び込んできます。

この山、地元では「権現(ごんげん)山」の名で親しまれていて、山頂付近の巨岩のそばには、愛知県知立市の知立(ちりゅう)神社から勧請されたとみられる「池鯉鮒(ちりふ)権現」が祀られた一間社があります。
このあたりはマムシをはじめとするヘビが多いことから、マムシ除けの神様として池鯉鮒権現が祀られているようです。毎年4月には、山頂付近の祠まで氏子らが登って祝詞をあげる祭も続けられています。以前は山上まで神輿を担いであがっていたそうです。
この祠に近いところには山肌から突き出た大岩があり、この上に立つと、島町はもとより蒲生野全域から長命寺川河口付近の琵琶湖までをも眼下に一望することができ、見晴らしは最高です。

大嶋奥津嶋神社祭礼本祭り渡行

島学区運動会中学生競技の一コマ
実は、地元でもあまり知られていないのですが、この山には「元富士」という別名もあります。
「ご当地富士」としては、滋賀県では「近江富士」(三上山)があまりにも有名ですが、この「元富士」も、れっきとした由緒ある「富士山」のようです。
『近江與地志略』によると
[元富士]奥島の北にあり、施行山の向かいなり。高さ村より大概一町半許、総じて木石なし。頂上より二三間下り、大石磐石五六畳々として其上に古松二本あり。土俗此石ある処を権現谷といふ。富士権現影向の地とす。或いは云ふ、此山先涌出して然して後駿河国富士山いづ故に之を元富士といひ浅間山ともいひ云々と。



…つまり、本家である日本一の富士山よりもこちらの方が元祖っていうことでしょうか?
※参考文引用「島町HP箱庭の里」

  


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 09:16Comments(0)学区まちづくり協議会事業