2022年10月08日
昭和は遠くなりにけり
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.10.08第一面より引用掲載させていただきました。
わが乗れる電車に手を振るこどもありわれ振りかへす
昭和のごとく 小池光『サーベルと燕』

昭和の頃、電車に乗って外を見ていると、電車に手を振るこどもが必ずいた。
踏切の風にあおられながら、畦道に立った母親におんぶされながら、子どもたちは電車が見えなくなるまでずっと手を振ってくれた。こちらが手を振ると、その手はよりいっそう強く左右に揺れた。
あれから半世紀、もう昭和は遠く過ぎ去ったのに作者はそれと同じ光景を見る。ちょっと涙ぐましい気持ちになる。
(大辻隆弘)
※日本農業新聞2022.10.08第一面より引用掲載させていただきました。
わが乗れる電車に手を振るこどもありわれ振りかへす
昭和のごとく 小池光『サーベルと燕』

昭和の頃、電車に乗って外を見ていると、電車に手を振るこどもが必ずいた。
踏切の風にあおられながら、畦道に立った母親におんぶされながら、子どもたちは電車が見えなくなるまでずっと手を振ってくれた。こちらが手を振ると、その手はよりいっそう強く左右に揺れた。
あれから半世紀、もう昭和は遠く過ぎ去ったのに作者はそれと同じ光景を見る。ちょっと涙ぐましい気持ちになる。
(大辻隆弘)