2024年11月19日

ムラサキシキブ

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.11.18第一面より引用掲載させていただきました。
道端にムラサキシキブの実の黒し夕暮れの風頬を過ぎゆく    北神照美『水の旗』
ムラサキシキブ
 ムラサキシキブの実の紫色は美しい。陽の差すところで見ると、やや明るい紫だ。源氏物語の作者の名前を付すにふさわしい、典雅な雰囲気がある。
 が、作者はその実の色を黒いと感じた。それは夕暮れの闇が迫ってきているからだろう。視線を落とし、その黒を見る。うつむいた作者の頬を、秋の終わりを知らせる、冷たい風が撫でてゆく。そんな夕暮れの景。(大辻隆弘)


同じカテゴリー(出来事)の記事画像
夜桜
四月初旬
鰹船
定年退職
韮(ニラ)
北へ帰る雁と鴨
同じカテゴリー(出来事)の記事
 夜桜 (2025-04-03 08:12)
 四月初旬 (2025-04-02 08:13)
 鰹船 (2025-03-15 08:43)
 定年退職 (2025-03-14 08:14)
 韮(ニラ) (2025-03-13 08:04)
 北へ帰る雁と鴨 (2025-03-12 07:45)


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:35│Comments(0)出来事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。