2024年11月17日

吐く息

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.11.16第一面より引用掲載させていただきました。
混ざりあふ食魔の息の白き巷(ちまた)    高山れおな『冬の旅、夏の旅』
吐く息
 飽食の現代の世相を戯画化した。鋭い句である。
 気温が下がり、寒くなると吐く息が白く見える。雑踏は白息が交わる坩堝(るつぼ)。例えば冬の銀座の夕方。
 贅を尽くした美食から美食へ渡り歩いた金満家のふんだんに吐く息によってかつての紅灯の巷はいまや真白き巷に変貌する。
 食魔とは強烈なことばだ。同じ地球上に、食にありつけないで、餓死する民がいる現実を思うと、白き巷は悲しき御伽噺(おとぎばなし)の世界のようだ。いっそう寒さがつのる。(宮崎静生)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 11:11│Comments(0)出来事

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