2022年03月01日

薄氷と春の月

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.03.01第一面より引用させていただきました。
びびびびと氷張り居り
         月は春
 
                       川端茅舎『華厳』

薄氷と春の月
 薄い氷の尖端が張り詰めてゆく寒さ。しかし、月は黄色く潤みを帯び紛れもなく早春。師の虚子は掲句を収めた句集『華厳』の序に一行「花鳥諷詠真骨頂漢」と茅舎を称した。花鳥諷詠とは昭和3年に虚子が自然の真髄を花鳥風月と捉まえ、俳句指導の理念としたもの。虚子が究めた悟りのような境地に茅舎は忠実な徒であると讃えたのである。
 この句の「びびびび」は繊細だ。脊椎カリエスに苦しむ病者茅舎の岸田劉生門の画学徒としてのひたむきさを感じる。
                              (宮坂静生)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:28│Comments(0)出来事

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