2025年02月12日

紅梅

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2025.02.12第一面より引用掲載させていただきました。
紅梅の花芽を残し枝伐れば切り口までも紅の差す  
     佐々木剛輔『邂逅』

紅梅
 紅梅の木の枝先に、花の芽が膨らんでいる。それを際立たせるために、作者は徒長枝を伐ったのだろう。
 枝の切り口を見る。すると、その断面は紅の色に滲んでいる。
 この紅が枝先まで運ばれ、やがて花を赤く染めるのだ。作者はそう思う。
 開花に向けて、見えないところで営々と努力している直物のいとなみに、作者は胸打たれたのだ。(大辻隆弘)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:08│Comments(0)出来事

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