2025年02月08日
うぐいす
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2025.02.08第一面より引用掲載させていただきました。
鶯や餅に糞する縁のさき 芭蕉『葛の松原』

鶯の瞬間の動きを捉まえる。そこが日常の卑俗さを救い、野卑となっていない。あらあらと驚くさまで鶯の粗相を赦(ゆる)すばかりでなく、笑いに転じるおかしみがある。偶然なアクシデントだ。
花に螢という和歌の世界から俳諧へということを強調し過ぎると、作為を意識させられ面白くない。
あられにでもしようと、正月過ぎの縁先に餅を干したのであろう。
「や」は「の」に近く軽い。それにしても鶯が餅に糞するとは可愛らしいではないか。(宮坂静生)
※日本農業新聞2025.02.08第一面より引用掲載させていただきました。
鶯や餅に糞する縁のさき 芭蕉『葛の松原』

鶯の瞬間の動きを捉まえる。そこが日常の卑俗さを救い、野卑となっていない。あらあらと驚くさまで鶯の粗相を赦(ゆる)すばかりでなく、笑いに転じるおかしみがある。偶然なアクシデントだ。
花に螢という和歌の世界から俳諧へということを強調し過ぎると、作為を意識させられ面白くない。
あられにでもしようと、正月過ぎの縁先に餅を干したのであろう。
「や」は「の」に近く軽い。それにしても鶯が餅に糞するとは可愛らしいではないか。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 07:44│Comments(0)
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