2024年05月08日

上棟

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.05.04第一面より引用掲載させていただきました。
紀州材の仄(ほの)かな香り漂ひぬ上棟式を終えた家から    白井陽子『切り株』
上棟
 棟上げ式を終えた家。白木の骨組みが初夏の光に眩しく輝いている。
 近づいてゆくと、そこからふらっとヒノキの深い香りが立ち上がってきた。ああ、これはまぎれもなく故郷・紀州産のヒノキだな。作者はそう思ったのだろう。
 作者は和歌山県で生まれ育った歌人。紀伊半島の深い森の匂いは記憶の底に眠り続けている。『切り株』という歌集の名前からも木の香りが漂い出してくるようだ。(大辻隆弘)


同じカテゴリー(出来事)の記事画像
石井露月
お釈迦様
夜桜
四月初旬
鰹船
定年退職
同じカテゴリー(出来事)の記事
 石井露月 (2025-04-10 08:05)
 お釈迦様 (2025-04-08 09:34)
 夜桜 (2025-04-03 08:12)
 四月初旬 (2025-04-02 08:13)
 鰹船 (2025-03-15 08:43)
 定年退職 (2025-03-14 08:14)


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:56│Comments(0)出来事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。