2024年05月08日

上棟

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.05.04第一面より引用掲載させていただきました。
紀州材の仄(ほの)かな香り漂ひぬ上棟式を終えた家から    白井陽子『切り株』
上棟
 棟上げ式を終えた家。白木の骨組みが初夏の光に眩しく輝いている。
 近づいてゆくと、そこからふらっとヒノキの深い香りが立ち上がってきた。ああ、これはまぎれもなく故郷・紀州産のヒノキだな。作者はそう思ったのだろう。
 作者は和歌山県で生まれ育った歌人。紀伊半島の深い森の匂いは記憶の底に眠り続けている。『切り株』という歌集の名前からも木の香りが漂い出してくるようだ。(大辻隆弘)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:56│Comments(0)出来事

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