2022年12月28日

牡蠣殻

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.12.28第一面より引用掲載させていただきました。
牡蠣殻を波は洗へりひとの手をよごす仕事の世にいくつある    鈴木加成太『うすがみの銀河』
牡蠣殻
 カキがおいしい季節になった。生ガキにレモンを絞って口に入れる。濃厚な潮の味が口の中にジュワー、とひろがる。たまらない。
 港湾にカキの殻が捨てられている。その殻が波に白く洗われている。それを見て作者は、カキの殻を剥き、指を汚してその身を取り出した人の手を思う。
 「働く」ということは自分の手を汚すことだ。そんな感慨が若い作者の胸に去来する。  (大辻隆弘)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:37│Comments(0)出来事

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