2022年11月16日
レンコン掘り
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.11.16第一面より引用掲載させていただきました。
顔上げるたびに老けゆく蓮根掘(はすねほり) 山崎妙子『柔らかなうちに』

辛くきびしい作業を端的に捉え隙がない。名句である。泥田の入り顔を下向きに蓮根を探り、堀り上げる。見る者には泥の中から宝物を掘り出す期待感があり、見飽きない。ところが、蓮根掘りの当事者は泥との闘いに必死。顔を上げるたびに「ああしんど、齢をとったなあ」と呟く。
「老ける」意識は全身の感覚である。小手先の作業からのちまちました疲労感とは違う。腰を伸ばし、足を踏ん張る。その瞬間にじわりとくる不自由な感じ。冬を迎えた青空だけが慰めだ。(宮坂静生)
※日本農業新聞2022.11.16第一面より引用掲載させていただきました。
顔上げるたびに老けゆく蓮根掘(はすねほり) 山崎妙子『柔らかなうちに』

辛くきびしい作業を端的に捉え隙がない。名句である。泥田の入り顔を下向きに蓮根を探り、堀り上げる。見る者には泥の中から宝物を掘り出す期待感があり、見飽きない。ところが、蓮根掘りの当事者は泥との闘いに必死。顔を上げるたびに「ああしんど、齢をとったなあ」と呟く。
「老ける」意識は全身の感覚である。小手先の作業からのちまちました疲労感とは違う。腰を伸ばし、足を踏ん張る。その瞬間にじわりとくる不自由な感じ。冬を迎えた青空だけが慰めだ。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:00│Comments(0)
│出来事
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