2022年05月31日

レールと草

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.05.31第一面より引用掲載させていただきました。
草なかに隠れゆかむとするカーブ見えて静けし夏の日射しに   高嶋健一『草の快楽』
レールと草
 夏草の生い茂るなかに、レールが走っている。初夏の陽射しをあびて、レールの表面が鋭く輝く。その光はシンと澄んでいて、何か、静けさを呼び起こすような感じだ。
 レールはかすかにカーブしながら、草むらのなかに吸い込まれてゆく。表面の光の反射が夏草の緑のなかに吸い込まれる。
 列車が近づいてくる。レールがその振動でシュンシュンと鳴り出す。そんなけだるい初夏の昼さがり。(大辻隆弘)


同じカテゴリー(出来事)の記事画像
汗いっぱい
初夏の脚立
白マスク
上棟
ため池と田植え
迎え酒
同じカテゴリー(出来事)の記事
 汗いっぱい (2024-05-10 09:04)
 初夏の脚立 (2024-05-09 09:03)
 白マスク (2024-05-08 09:16)
 上棟 (2024-05-08 08:56)
 ため池と田植え (2024-05-02 13:38)
 迎え酒 (2024-05-02 08:52)

Posted by ゴンザレスこと大西實 at 07:39│Comments(0)出来事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。