2024年09月21日
うろこ雲
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.09.21第一面より引用掲載させていただきました。
風来の叔父が来さうなうろこ雲 井口時男『その前夜』

秋のうろこ雲が回想気分を誘うのであろう。「風来」がうろこ雲によく響く。住所定まらない叔父がふらっと来そうな表現が身に沁みる。
私も勝手な連想に加わらせてもらう。銀座辺りに叔父がいた。父の一人きりの弟である。大叔父が関東震災の年に「白樺」の編集責任者になる。そのためにわずかばかりの田畑を資金繰りに売り払う。わが一家離散。
その中で、ひとり身の叔父が私を可愛がった。願いは、もしやの臨終には立ち会うことだったが叶わなかったことが切ない。(宮坂静生)
※日本農業新聞2024.09.21第一面より引用掲載させていただきました。
風来の叔父が来さうなうろこ雲 井口時男『その前夜』

秋のうろこ雲が回想気分を誘うのであろう。「風来」がうろこ雲によく響く。住所定まらない叔父がふらっと来そうな表現が身に沁みる。
私も勝手な連想に加わらせてもらう。銀座辺りに叔父がいた。父の一人きりの弟である。大叔父が関東震災の年に「白樺」の編集責任者になる。そのためにわずかばかりの田畑を資金繰りに売り払う。わが一家離散。
その中で、ひとり身の叔父が私を可愛がった。願いは、もしやの臨終には立ち会うことだったが叶わなかったことが切ない。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 09:53│Comments(0)
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