2023年11月18日
綿虫
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.11.17第一面より引用掲載させていただきました。
綿虫や故人拐(さら)われ行きしが如(ごと)
中村草田男『中村草田男全句集』

初冬におよそ2㍉の昆虫が空中を浮遊する。腹部からの分泌物が綿のように見えるので、綿虫と呼ぶアブラムシ科の昆虫である。雌雄が飛び交いながら交尾する夕暮れの柔和な光景などから、この世の向こうに他界があるような幻想を抱かせる。綿虫はどこか誘拐の手引きめく。
亡き人はどこへ拐われて行ってしまうのか。人知の限りを尽くしたこの世から拐われ、帰ってくることはない。私もこの晩秋に篤(あつ)い思いで敬愛の師を送った後だけに、この思いは痛切である。(宮崎静生)
※日本農業新聞2023.11.17第一面より引用掲載させていただきました。
綿虫や故人拐(さら)われ行きしが如(ごと)
中村草田男『中村草田男全句集』

初冬におよそ2㍉の昆虫が空中を浮遊する。腹部からの分泌物が綿のように見えるので、綿虫と呼ぶアブラムシ科の昆虫である。雌雄が飛び交いながら交尾する夕暮れの柔和な光景などから、この世の向こうに他界があるような幻想を抱かせる。綿虫はどこか誘拐の手引きめく。
亡き人はどこへ拐われて行ってしまうのか。人知の限りを尽くしたこの世から拐われ、帰ってくることはない。私もこの晩秋に篤(あつ)い思いで敬愛の師を送った後だけに、この思いは痛切である。(宮崎静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:36│Comments(0)
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