2023年09月07日

芋虫の咆哮

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.09.07第一面より引用掲載させていただきました。
芋虫に咆哮といふ姿あり  
     小田島渚『羽化の街』

芋虫の咆哮
『山月記』に描かれた虎は月に吠え、秩父の三峯山の山犬(狼)(おおかみ)は空谷に威嚇した。咆哮(ほうこう)である。
 鳳蝶(あげは)や雀蛾(すずめが)の幼虫の芋虫がときに、伸びあがり「咆哮」のさまをする。これほど俳人好みのシャッターチャンスはないであろう。
 薯蕷(やまいも)の葉を食べ、のたりのたり。見るからにさえない芋虫が「今に見て居ろ」と心中の成虫の夢に突き動かされて「咆哮」のさまをしても可笑(おか)しくない。
 変身には不安と矜持(きょうじ)が渦巻く。芋虫の健気さに惹かれる。(宮坂静生)


同じカテゴリー(出来事)の記事画像
夜桜
四月初旬
鰹船
定年退職
韮(ニラ)
北へ帰る雁と鴨
同じカテゴリー(出来事)の記事
 夜桜 (2025-04-03 08:12)
 四月初旬 (2025-04-02 08:13)
 鰹船 (2025-03-15 08:43)
 定年退職 (2025-03-14 08:14)
 韮(ニラ) (2025-03-13 08:04)
 北へ帰る雁と鴨 (2025-03-12 07:45)


Posted by ゴンザレスこと大西實 at 11:48│Comments(0)出来事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。