2023年09月08日

脚立

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.09.08第一面より引用掲載させていただきました。
脚立とは珊瑚にポンと降りるもの脚の捌(さば)きのかろかろし頃    井野佐登『星越峠』
脚立
 庭に職人さんが来て、木の剪定(せんてい)をしている。秋空に高い脚立を立てて鋏(はさみ)を振るう。剪定が終わると、彼は脚立を降りる。あと一段、というところで、両足をあわせ、ポンと地面に降り立った。そんな情景を作者は見たのであろう。
 ああ、脚立はこんな風に降りるのだった。私も若い頃はこんな風に降りたのに。作者はそんな風に思ったのだろう。私にもあんな足の捌きができる日があったのだ。(大辻隆弘)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:51│Comments(0)出来事

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