2023年01月16日
熊架(くまだな)
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.01.16より、引用掲載させていただきました。
後しざりして熊架(くまだな)の木を離る 大畑善昭『寒星』

熊が山中のどんぐりの木などに座る場を作る。地上10㍍ほどの高さに枝を集め、50㌢四方くらいの巣を架ける。晩秋にどんぐりの実をそこでゆっくりと食べるのである。樵(きこり)は熊架と呼ぶ。
初冬の山に入る。熊架を見つけ思わず熊に出会った時のように後しざりしたという。熊が居なくても初めて熊架を見た途端の人間の心理は反射的にそんな行為をとる。思えば滑稽であろう。
作者は花巻市在住のお坊さん。剽軽(ひょうきん)な人である。(宮坂静生)
※日本農業新聞2023.01.16より、引用掲載させていただきました。
後しざりして熊架(くまだな)の木を離る 大畑善昭『寒星』

熊が山中のどんぐりの木などに座る場を作る。地上10㍍ほどの高さに枝を集め、50㌢四方くらいの巣を架ける。晩秋にどんぐりの実をそこでゆっくりと食べるのである。樵(きこり)は熊架と呼ぶ。
初冬の山に入る。熊架を見つけ思わず熊に出会った時のように後しざりしたという。熊が居なくても初めて熊架を見た途端の人間の心理は反射的にそんな行為をとる。思えば滑稽であろう。
作者は花巻市在住のお坊さん。剽軽(ひょうきん)な人である。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:55│Comments(0)
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