2022年04月09日
新聞をヨム日
「デジタル社会と新聞」
※日本農業新聞2022.04.06第一面「四季」より引用させていただきました。
デジタル社会となって、随分と片仮名が多くなった▼サイト、ログイン、ウエブなどアナログ社会で育った世代には、理解しにくい用語が多い。「今更聞けない」と思って、知ったかぶりするから恥をかく。▼

▼先日、安易に使った「アカウント」の説明を求められ、答えに窮した。辞書で調べても当てはまる漢字すらなく、しどろもどろに▼その点、明治の人は偉かった。続々入ってくる難しい外来語を感じに置き換えて、庶民にも分かるように表現した。ベースボールの「野球」は、中馬庚(ちゅうまかのえ)の”名訳”といわれる。中国ではデジタルを「数字」と翻訳する。片仮名の氾濫は、漢字での表現力の低下を示しているのかもしれない▼国民に分かりやすく伝えることが最優先の政府の「白書」にも目立つ。9日に「吉里吉里忌」を迎える昨夏の井上ひさしさんのエッセーにあった。「外来語を使いたがる癖の、その底にあるのは、ある種のインテリ趣味、それもじつに独りよがりで度し難いインテリ根性です」。「和語と漢語で言えないか、うんと工夫すること。それがお役所の仕事」とも▼今日は(4月6日の記事)「新聞をヨム日」。分からない片仮名を使って読者を悩ませていないか。新聞の表現力も試される。
※日本農業新聞2022.04.06第一面「四季」より引用させていただきました。
デジタル社会となって、随分と片仮名が多くなった▼サイト、ログイン、ウエブなどアナログ社会で育った世代には、理解しにくい用語が多い。「今更聞けない」と思って、知ったかぶりするから恥をかく。▼

▼先日、安易に使った「アカウント」の説明を求められ、答えに窮した。辞書で調べても当てはまる漢字すらなく、しどろもどろに▼その点、明治の人は偉かった。続々入ってくる難しい外来語を感じに置き換えて、庶民にも分かるように表現した。ベースボールの「野球」は、中馬庚(ちゅうまかのえ)の”名訳”といわれる。中国ではデジタルを「数字」と翻訳する。片仮名の氾濫は、漢字での表現力の低下を示しているのかもしれない▼国民に分かりやすく伝えることが最優先の政府の「白書」にも目立つ。9日に「吉里吉里忌」を迎える昨夏の井上ひさしさんのエッセーにあった。「外来語を使いたがる癖の、その底にあるのは、ある種のインテリ趣味、それもじつに独りよがりで度し難いインテリ根性です」。「和語と漢語で言えないか、うんと工夫すること。それがお役所の仕事」とも▼今日は(4月6日の記事)「新聞をヨム日」。分からない片仮名を使って読者を悩ませていないか。新聞の表現力も試される。
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:38│Comments(0)
│出来事