2021年08月22日

足りぬ足りぬは・・・

「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」
戦時中にお上が触れ回った標語である。資源小国の日本が戦争を始めれば物が不足するのは明らか。
それを工夫で乗り切れとおっしゃる。

▼反発した庶民がこっそり「工」の字を消した。夫を戦地に連れ去ったお上を皮肉り、標語を笑いに変えた。
足りぬ足りぬは・・・
災害レベル、制御不能、爆発・・・・・。新型コロナの広がりを表す言葉には、戦争のような危機感が漂う。戦中に似た「足りぬ」も起きている▼感染防止の都市封鎖や移動制限で、物資の製造・流通が世界的に停滞している。現場での”足りぬ”の実態はどうなのか、お上は気をもんでいる。
足りぬ足りぬは・・・
▼石油や石炭に代わり、木質バイオマスの利用は増加傾向に。環境に優しい農業資材として木炭にも期待が高まり、木材不足が起きている。国内でも影響が現れてきた。
足りぬ足りぬは・・・
▼森林をみんなで利用すれば村人が楽になると考えたのは、78年前に亡くなった島崎藤村。
『夜明け前』の中で、お上が伐採を支配する木曽の森を題材にした。
庶民の”足りぬ”が補えないのは、お上の工夫が、「足りぬ」ということだ。
※日本農業新聞2021.08.22第一面「四季」欄より引用させていただきました。


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 09:34│Comments(0)出来事

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