2021年08月07日

世界遺産とマングース

「第1印象と実態の落差に違和感を覚えることがある」
「マングース」その代表的な例である。
特定外来生物に指定されている動物である。見た目はかわいいが、かなりどう猛だ。
▼1910年にハブ退治を目的に、インドから17頭が那覇市に導入された。天敵生物を使った防除である。依頼沖縄島で増え続けた。
「悲しきマングース」という哀愁漂う歌もテレビで放映され、故郷を離れた姿が同情を誘った。しかしハブを退治する正義の味方というよりも、在来種、希少種を襲う"素行の悪さ〃が問題視されるようになった。
世界遺産とマングース
沖縄島北部が奄美大島などと共にユネスコの世界遺産に登録されることが決まった。独自の進化を遂げた種が生息する生物多様性が評価された。ヤンバルクイナなどの希少種が生息しているが、南から侵入してきたマングースが生態系を脅かす。
世界遺産とマングース
▼環境省と沖縄県は2000年度から捕獲を続けてきた。これが奉功したか、近年はマングースが減り、希少種・在来種の生息域が拡大している。だが、「捕獲圧力を緩めるとマングースはすぐ増える」と県は警戒を続ける▼今日は立秋。「秋」という爽やかな第一印象と実際の暑さの落差は大きい。マングースに注意を怠らないように、暑さ対策も続けていきたい。
※日本農業新聞2021.08.07第一面「四季」欄より引用させていただきました。


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:38│Comments(0)出来事

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