2024年06月08日
おけら
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.06.08第一面より引用掲載させていただきました。
螻蛄(けら)は背に天使の羽根を着けてをり 市川敬子『裸足の家』

土の中でジーと鳴く。モグラのような小さな前肢で土を掻き、僅かな羽根を使い飛ぶこともできる。体長3㌢ほど。
掲句の作者は上品だ。貴重な羽根を「天使の羽根」とは螻蛄は鳴いてよろこぶであろう。人間は羽根が退化してしまい、飛べない。
少年の頃、螻蛄をおけらと呼んだ。親しかった。利口そうな貌(かお)をしていた。前肢を手のように動かす。そこで少年は「お前の◎◎何㌢」(◎◎は秘密)とからかう遊びが流行った。螻蛄の夏は懐かしい。(宮坂静生)
※日本農業新聞2024.06.08第一面より引用掲載させていただきました。
螻蛄(けら)は背に天使の羽根を着けてをり 市川敬子『裸足の家』

土の中でジーと鳴く。モグラのような小さな前肢で土を掻き、僅かな羽根を使い飛ぶこともできる。体長3㌢ほど。
掲句の作者は上品だ。貴重な羽根を「天使の羽根」とは螻蛄は鳴いてよろこぶであろう。人間は羽根が退化してしまい、飛べない。
少年の頃、螻蛄をおけらと呼んだ。親しかった。利口そうな貌(かお)をしていた。前肢を手のように動かす。そこで少年は「お前の◎◎何㌢」(◎◎は秘密)とからかう遊びが流行った。螻蛄の夏は懐かしい。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 07:37│Comments(0)
│出来事