2023年08月07日

オホーツクの海

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.08.07第一面より引用掲載させていただきました。
オホーツクの遥かな漁り花萱草(かんそう)   五十嵐秀彦『暗渠の雪』
オホーツクの海
 私はオホーツクを一度、瞥見(べっけん)しただけでじっくりと見つめたことがない。それ以来、郷愁にも似た思慕がある。あの茫洋(ぼうよう)たる掴みどころがない思いに浸りたいという気持ちだ。
 掲句の構図を気に入っている。花萱草が咲く荒涼たる原野。滄溟(そうめい)たるオホーツクの大海原の遥かに漁船。
 先日、不思議な地図を見た。ユーラシア大陸(ウラジオストク)から島国日本を見た地図である。日本海を内海に笠のように掛かった花綵(かさい)列島の頼りなさよ。ふと、掲句を思い浮かべたのである。(宮坂静生)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:53│Comments(0)出来事

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