2022年09月10日

十五夜

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2022.09.10第一面より引用掲載させていただきました。
月ほどに明るき雲や
 けふの月
    岸本尚毅『雲は友』
十五夜
 十五夜である。陰暦8月15日仲秋の名月にあたる。良夜とも呼ぶ。
 雲は友と月以上に雲を引き立て、仲間への配慮が篤い作者。それで、いっそう月の明るさが際立つ。
 「月明るくて芋虫とその糞と」は芋虫詠であろうが、月光を讃える。月明に芋虫が見え、その糞迄とは流石に虚子の研究家にして波多野爽波門らしい明晰さとおかしみがある。
 月の光は無色透明。付き合いが良く、相手に合わせてくれる。陽気な太陽に対し、やさしい月。良夜は月を見直す日である。(宮坂静生)


同じカテゴリー(出来事)の記事画像
雁(ガン)の群れ
帰り花
ベンチに座る
ムラサキシキブ
吐く息
枇杷の実
同じカテゴリー(出来事)の記事
 雁(ガン)の群れ (2024-11-22 08:28)
 帰り花 (2024-11-21 08:39)
 ベンチに座る (2024-11-20 08:16)
 ムラサキシキブ (2024-11-19 08:35)
 吐く息 (2024-11-17 11:11)
 枇杷の実 (2024-11-15 11:23)

Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:06│Comments(0)出来事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。