2024年06月22日

枇杷の実

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.06.22第一面より引用掲載させていただきました。
枇杷の実を冷やしてやまぬけふの雨蜂のむくろも冷やしつつ降る   中根誠『鳥の声』
枇杷の実
 今日は夏至。一年で昼間が一番長い日ではある。
 けれど雨。雨が降るとどこかまだ肌寒い。梅雨寒というやつだ。
 冷ややかな雨のヴェールの向こうに枇杷の実が見える。火を灯したようにボーッと霧に浮かび上がっている。足元には飛びつかれた蜂のむくろ。明るい枇杷の実も、茶褐色の蜂の死体も、分け隔てることなく雨は降り冷ややかに降り続いている。そんな静かな夏至の朝。(大辻隆弘)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:48│Comments(0)出来事

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