2023年09月04日

コオロギ

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2023.09.04第一面より引用掲載させていただきました。
せせらぎの音に目覚めて目をはれば夜の畳に跳ねるこほろぎ  坂本喜杏『以和為貴』
コオロギ
 残暑は厳しいが、夜になると虫の声が聞こえてくる。確かに、もう、秋なのだ。
 深夜、夢うつつの状態のなかにいる作者の耳にせせらぎの音が聞こえてくる。水がさらさらと流れているような涼しげな音だ。ふと気づくと枕もとに一匹のコオロギ。あ、そうか、さっき夢のなかで聞いていたあのせせらぎは、コオロギの鳴き声だったんだ。作者はそう思う。少しだけ涼しさを感じる九月の夜。
              (大辻隆弘)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 10:53│Comments(0)出来事

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