2021年08月20日

世の中の不幸とは

世の中の不幸は順序立ってやってくるわけでない。
徒然草にある。

「生老病死の移り来たる事又これに過ぎたり・・・死期(しご)は序(ついで)をまたず」。

生老病死がめぐってくるのは四季の変化より早く、死は順序を待たないと。現代の人にも響く感じ方かもしれない▼災害からの復興途上に有り、わずかひと月あまり前には、大統領が暗殺され、政情不安が高まったばかりの島国。カリブ海のハイチが先週また大きな地震に見舞われた。疲れ切ったこの国に、なぜ不幸が次々めぐってくるのか。そんな声が聞こえそうな惨状が伝えられている▼
世の中の不幸とは
▼コロナ禍とアフガニスタンの混乱に世界の多くの感心が向いている中、死者は2千人を超えた。崩れた建物の下に多くの人がいると伝えられて、長い時間が過ぎる。被害はさらに大きくなりそうである▼2010年の地震では31万人以上が亡くなったとされ、復興はまだ遠いという。現在の情勢不安が招いた治安の悪化は、地震の救援の脅威になるともいわれる▼さらに不幸な辞退にもなった。新たな災害、熱帯暴風雨までも到来している。水害が起きて、不明者の捜索や家を失った人の生活にも影響が出た▼父がハイチ出身のテニス選手大阪なおみさんは、賞金を救済に寄付すると表明している。日本からの緊急援助も始まったそうだ。
同じく、順序を待たずに災害がやってくる国からの支援になる。
※中日新聞2021.08.20第一面コラム「中日春秋」より引用させていただきました。


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:44│Comments(0)出来事

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