アカシアの雨に打たれて

ゴンザレスこと大西實

2024年06月14日 09:16

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2021.08.10第一面より引用掲載させていただきました。
どこまでもどこまでも続く甘き香よ頭上にも地にもアカシアの白   小山国憲『朧三日月』

 昔の歌の文句に、アカシアの雨に打たれて、というのがあったけれど、あのアカシアは本当のアカシアではなく、ニセアカシア、ハリエンジュのことなのだろう。
 あの花は雨に似合う。高い木の枝から白い花房が垂れる。その房を伝って雨が落ちて来る。花の香りは甘い。真っ白な花の下で、その香りに包まれていると、歌ではないけれど、このまま死んでしまいたくなるほど甘美な気分になる。(大辻隆弘)


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