焼き畑農業

ゴンザレスこと大西實

2025年02月21日 08:46

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2025.02.21第一面より引用掲載させていただきました。
焼畑のあと雨が降り雪が飛び   綾部仁喜『沈黙』

 畑を焼き、害虫を殺(あや)め、草灰を撒く。いい具合に木の芽起こしの雨に見舞われたかと喜ぶも仇(あだ)。雪が舞う。ままならないのは人の世ばかりではない。造物主は生きものの舞台である自然こそ、人知を超えた不思議そのものであることを気付かせてくれる。どんなに人工知能のの時代になっても、自然を人間は意のままに支配できない。こんな句がある。
〈冴え返る生生世世(しょうじょうせぜ)を一瞬に〉
暖かくなり、また寒さがぶり返す。これが人の世であり、それが自然だという。(宮坂静生)


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