2024年03月29日
西行桜
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.03.29第一面より引用掲載させていただきました。
一夜(ひとよ)さを大樹の下に眠るならさくらのことば聞こえてくるか 富田豊子『臥龍梅』(がりゅうばい)
桜の開花の報が各地から伝えられてくる。桜はすぐに満開になる。
かつて西行法師は、月夜の満開の桜の木の下で死にたい、と歌った。あの願望は、西行のみならず、私たちの心の底にずっと眠っているのだろう。満開の桜の下で眠る。夢のなかにも花が散る。はなびらのひとつひとつが触れあってかすかな音を立てる。それは言葉のようだ。そのささやきを聞きながら、ずっとそこで眠っていたい。(大辻隆弘)
※日本農業新聞2024.03.29第一面より引用掲載させていただきました。
一夜(ひとよ)さを大樹の下に眠るならさくらのことば聞こえてくるか 富田豊子『臥龍梅』(がりゅうばい)
桜の開花の報が各地から伝えられてくる。桜はすぐに満開になる。
かつて西行法師は、月夜の満開の桜の木の下で死にたい、と歌った。あの願望は、西行のみならず、私たちの心の底にずっと眠っているのだろう。満開の桜の下で眠る。夢のなかにも花が散る。はなびらのひとつひとつが触れあってかすかな音を立てる。それは言葉のようだ。そのささやきを聞きながら、ずっとそこで眠っていたい。(大辻隆弘)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 07:20│Comments(0)
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