2024年04月22日
養花天
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.04.22第一面より引用掲載させていただきました。
喪の家に届く鮨桶養花天
常原拓『王国の名』
気づきがいい。出入りが多くまず腹ごしらえには鮨をとる。仏には仏飯が供えられ、施主はもっぱら参会者への気遣いに追われる。
どんよりとした花時なのも、仏は仏前から行き届いた配慮ができる人だったからと、普段は口のわるい兄嫁も今日ばかりは愛想がいい。
作者は小学校の先生。主宰の序文によると、俳句作りの基本にあたる「型と省略」が作者は巧みという。
掲句も私流にいうと、養花天を背景に喪屋の鮨桶まで、地と図が鮮やかに決まっている。(宮坂静生)
※日本農業新聞2024.04.22第一面より引用掲載させていただきました。
喪の家に届く鮨桶養花天
常原拓『王国の名』
気づきがいい。出入りが多くまず腹ごしらえには鮨をとる。仏には仏飯が供えられ、施主はもっぱら参会者への気遣いに追われる。
どんよりとした花時なのも、仏は仏前から行き届いた配慮ができる人だったからと、普段は口のわるい兄嫁も今日ばかりは愛想がいい。
作者は小学校の先生。主宰の序文によると、俳句作りの基本にあたる「型と省略」が作者は巧みという。
掲句も私流にいうと、養花天を背景に喪屋の鮨桶まで、地と図が鮮やかに決まっている。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 07:42│Comments(0)
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