2024年03月26日

朧月(おぼろづき)

おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.03.26第一面より引用掲載させていただきました。
朧月(おぼろづき)読経のごとく出刃を研ぐ    三品吏紀『岳俳句鑑』
朧月(おぼろづき)
 作者は帯広の料理人。食堂を経営する若手。ときどき上京して、句会で会う。魚料理にとり出刃の切れ味はいのち、当然士気にかかわる。
 わが父もことあるごとに出刃を研いでいた。6代続いた魚問屋であったが、父の代で廃業。それだけに、止めてからも出刃を研いでいた。刃物をいい加減にできない幻が囁(ささや)いたようだった。
 掲句は手慣れている。空に朧月、花見シーズンに入る。商売も上向きなのであろう。微妙な切れ味が魚を引き立てる。(宮坂静生)


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Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:26│Comments(0)出来事

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