2024年02月22日
温かい陽射しをあびて
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.02.22第一面より引用掲載させていただきました。
街の断面にやがてまぶしい油菜の花が咲き電熱のやうに気温がたかまる 中野嘉一『秩序』
長いな」、」これでも短歌かな。そう思う人もあるだろう。が、短歌なのだ。この歌のように五七五七七にこだわらない短歌を自由律短歌という。
作者の中野嘉一は昭和初期の詩人。自由律短歌を作る歌人でもあった。この歌は昭和25年早春、三重県中部の山あいの町を訪れた時の歌。温かい陽ざしをあびてアブラナの花が今咲こうとしている。そんな情景を「断面」「電熱」といった硬質な詩語によって表現している。(大辻隆弘)
※日本農業新聞2024.02.22第一面より引用掲載させていただきました。
街の断面にやがてまぶしい油菜の花が咲き電熱のやうに気温がたかまる 中野嘉一『秩序』
長いな」、」これでも短歌かな。そう思う人もあるだろう。が、短歌なのだ。この歌のように五七五七七にこだわらない短歌を自由律短歌という。
作者の中野嘉一は昭和初期の詩人。自由律短歌を作る歌人でもあった。この歌は昭和25年早春、三重県中部の山あいの町を訪れた時の歌。温かい陽ざしをあびてアブラナの花が今咲こうとしている。そんな情景を「断面」「電熱」といった硬質な詩語によって表現している。(大辻隆弘)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 08:47│Comments(0)
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