2024年02月21日
猫柳
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2024.02.21第一面より引用掲載させて頂きました。
夜は夜の光りを継ぎて猫柳 湯橋喜美『春の波紋』
2月は自然界の胎動の季節。いち早く岸辺の猫柳の蕾(つぼみ)が膨らむ。
小正月に餅花や繭玉を挿すために手にした時はまだ固かった蕾が、一月後には苞(ほう)から長楕円形で灰白色の花穂をのぞかせる。
「太陽が仕事している猫やなぎ」(池田澄子)という早春のお日さまを讃えた句もあるが、日が濃くなり出す昼ばかりではない。
余寒きびしい夜も月の光を貯(たくわ)えて、猫毛のような雄花雌花が盛んに花序を整えるとは感動する。月光に包まれた猫柳を見たい。(宮坂静生)
※日本農業新聞2024.02.21第一面より引用掲載させて頂きました。
夜は夜の光りを継ぎて猫柳 湯橋喜美『春の波紋』
2月は自然界の胎動の季節。いち早く岸辺の猫柳の蕾(つぼみ)が膨らむ。
小正月に餅花や繭玉を挿すために手にした時はまだ固かった蕾が、一月後には苞(ほう)から長楕円形で灰白色の花穂をのぞかせる。
「太陽が仕事している猫やなぎ」(池田澄子)という早春のお日さまを讃えた句もあるが、日が濃くなり出す昼ばかりではない。
余寒きびしい夜も月の光を貯(たくわ)えて、猫毛のような雄花雌花が盛んに花序を整えるとは感動する。月光に包まれた猫柳を見たい。(宮坂静生)
Posted by ゴンザレスこと大西實 at 12:10│Comments(0)
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